リン | |
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性別: | 女性 |
家族: | ルイ |
声優: | 鈴木富子 |

リンは、漫画『北斗の拳』に登場する、架空の人物。本作のもう1人のヒロイン。
声:鈴木富子(テレビ第1作・86年劇場版・PS版ゲーム)、冨永み~な(テレビ第2作)、倖月美和(格闘ゲーム)、坂本真綾(新劇場版)、伊藤かな恵(北斗無双)。
テンプレート:ネタバレ
来歴[]
ケンシロウの初登場時に立ち寄った村に引き取られた娘。目の前で両親を殺されたショックで話すことが出来ず厄介者扱いされていたが、ケンが秘孔を突き、話せるようになった。その後、村を助けてくれた彼やバットと行動を共にするようになる。
第二部からは美しく成長した姿で登場し、ユリアに代わってヒロインとなる。 バットと共に天帝軍を擁する中央帝都の悪政に反旗を翻す「北斗の軍」を指揮先導する。ケンとも再会し帝都へ潜入。そこで、自分が天帝ルイの双子の妹であることを知る。
実は、「双星が育てば天がふたつに割れる」という天帝の掟により、ジャコウの命令で葬り去られるところを、元斗皇拳のファルコに救われて、ファルコの親類である養父母に育てられていたのだった。バットと共に中央帝都に潜入中、落とし穴の罠に掛かり、転落した先でルイと対面する。そこでルイの素性や思いを知り、そして長い間地下に閉じ込められていたことで盲目となった様子を見て、「捨てられた私の方が幸福だった」とルイと抱き合った。
帝都陥落時にジャスク(アニメではタイガ)に、人質として修羅の国へ連れ去られてしまう。修羅の国に到達した矢先に「修羅の花嫁」として郡将カイゼルの元で囚われの身となるが、リンを追って修羅の国へ来たケンシロウと修羅及び羅将を戦わせようと企むシャチによって連れ出され、羅将ハンの居城でついにケンシロウと再会を果たすものの、今度はカイオウによってさらわれてしまう。魔道と虐げられてきた北斗琉拳に関わる己の血を清めようとしていたカイオウにとって、天帝の血族であるリンに生ませる子供こそが、北斗琉拳や北斗宗家をも超越する存在となるはずであった。だが情愛を否定するカイオウから自決用の短剣を渡され、ついにはケンシロウの目の前で破孔「死環白」を突かれて、一時、視覚とともに一切の情愛を失い、馬の背に載せられ野に放たれてしまう。「死環白」は、次に目覚めた時にどんな下司(げす)であろうとも最初に見た者に、その情愛のすべてを捧げるようになる非道な破孔だった。
ヒョウの懸命な救助もあってリンは保護され、合流したバットにより無事にケンシロウの元に届けられる。バットは、幼い頃からのリンの願いを叶えるためにケンシロウと結ばせようとするが、逆にケンシロウから彼女を託され、リンは結果として最初に見た相手であるバットを愛するようになる。
だがどうしてもその状況をよしとせぬバットに、リンは彼との結婚式の最中、「死環白」の呪縛を解くため、秘孔を突かれ記憶を奪われてしまう。そして、バットに連れられケンシロウとの想い出をたどる旅を続けるが、その途中で亡き ユリアの起こした奇跡により記憶を失ったケンシロウと再会すると、2人はバットから置き去りにされる。お互いに何もかも白紙となった2人を今一度引き合わせて、愛を育ませようとしたのだった。
しかしリンは、ケンシロウの身代わりになってボルゲに捕らえられた瀕死のバットや、彼を助ける為にボルゲと戦うケンシロウを見る内に、「死環白」を突かれる以前のものも含め、全ての記憶を取り戻す。出会った頃よりケンシロウのことを愛していたが、その時から現在までのバットとの想い出の中で、実は素知らぬふりをして自分を助けてくれていた彼の優しさに気付いて、最後にようやくバットと相思相愛となる。
人物像[]
- 自分の辛さを表面には出さない・悪に服従するくらいなら死を選ぶなど、少女時代から気丈な性格である。登場時から子供とは思えない芯の強さを備え、核戦争後の食糧難事情も理解しており、遠慮できない子供時代のバットと違い我慢強さもあった。一方で、自分より他人を心配する思いやりを持つ。レイの妹・アイリを守るために自分の身を挺してかばったように、彼女の優しさはユリアのものと双璧をなし、本作登場人物で影響された者も少なくはない。
- 少女時代においては頭に鉢巻を巻いており、成長後以降は鉢金を装着している。
その他[]
- 天帝の双子の妹であるという設定は、物語の最初から、 彼女が「ケーン!」と叫ぶことでその場に赴くといったリンとケンシロウとの感応などもこれで一応の説明はつく。「北斗も南斗も、本来は天帝を護る戦車」と元斗の者が語っているように、知らず知らずに「北斗」のケンシロウは、天帝の血を引くリンを護ってきたのである。
- 第1話限りのゲストキャラのはずが、やがてマスコットキャラを経て世紀末の希望の象徴へ、そして天帝の生き別れの妹へと展開があり、本作の中でも屈指の"出世魚"キャラとなっている。
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