タイガ | |
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流派: | 元斗皇拳 |
愛称: | 緑光のタイガ |
声優: | 佐藤正治 |
タイガとは、TVアニメ『北斗の拳』に登場するキャラクター。声優は佐藤正治。元斗皇拳の拳士で、帝都を守護する緑の軍団を率いる将軍。アニメ版のみの人物で、原作には登場しなかった。
人物と評価[]
原作ではジャコウの息子ジャスクが同じ役割を担った。帝都内では青の将軍ボルツと共にジャコウ派に与する人物で、幽閉され実権を奪われている天帝を救出しようとするファルコ達とは距離を置いていた。自身も将軍という立場であったが、逆徒討伐には赴かずジャコウの側近くにあり、政権の黒幕的な存在として暗躍する。しかし、天帝よりもジャコウに臣下の礼をとっていることをあからさまにしていたボルツに比べ、タイガは一見してつかみ所のない腹黒い人物として描かれていた。
ボルツがケンシロウに倒された後は急速に存在感を増し、ジャコウの警護を行なうが、北斗の脅威と、帝都の明かりが消えたことによる暗闇に怯え乱心に走るジャコウを諌めようと腐心した。ファルコがケンシロウと対決している間、帝都攻略の為、バットら北斗軍がジャコウの眼前まで迫ったとき、タイガははじめて彼らの前に立ちはだかり元斗皇拳を披露している。アインがこれに対抗しようとしたが、タイガはアインの動きを読んでいたためこれを難なく退けた。
これによってジャコウの人望が増したが、ファルコとケンシロウとの対決が膠着化するのに合わせ、天帝が救出されたことを見たタイガは一転してジャコウを見限り、帝都崩壊の引き金を引いた。しかし、ジャコウがファルコによって殺された後、北斗と元斗の戦局をかき回すためリンをさらって海を渡り、修羅の国へと向かうが、その地で下級修羅の群れに遭遇し命を落とした。
修羅の国という存在を知っていた事などからみると、帝都の将軍の中では情報力を持っていたと推測できる。また、命じられたことを冷徹に遂行するソリアや天帝に忠誠を誓うファルコなどと違い、本心を隠し、最終的には寝返りを実行するという異色の行動からしても、原作のジャスクにはない描かれ方をされている。しかし、元斗皇拳の使い手でありながら、実力を発揮せぬままあっさりと修羅の群れに倒された。
元斗の拳士の中で唯一、ケンシロウとは一度も対峙せず、また一面識もない人物である。
ゲームにおいては、『世紀末救世主伝説 北斗の拳2』において、3ステージ目のボスキャラクターとして登場していた。
関連項目[]
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