シャチ | |
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伝承拳: | 北斗琉拳 |
性別: | 男性 |
出身地: | 修羅の国 |
家族: | 赤鯱 |
声優: | 鈴置洋孝 |
シャチは、漫画『北斗の拳』に登場する、架空の人物。
声の出演[]
人物[]
北斗琉拳の使い手。赤鯱の1人息子であり、元来の修羅の国の者ではないがこの国の現状を嘆き、北斗琉拳の大老であるジュウケイから拳を教わった。レイアという恋人がいるが、戦いに身を投じている間は彼女への「愛」を捨てていた。
実力は羅将には遠く及ばず、ハンやカイオウに挑んだこともあったが軽く一蹴されている。またケンシロウとハンの激闘を目の当たりにし、自分では本物の北斗の伝承者たちには及ばないと悟っているが、修羅の国で1800勝した郡将カイゼルを倒すなど、実力はそれなりにある。並の修羅なら瞬殺できる実力を持ち、修羅を喰らう鬼の意味を持つ「羅刹」として畏れられていた。
普段からボロ(=戦いに敗れ死にきれず、両足の腱を切られた者たち)を装い正体を隠し、相手の油断を誘うなど用心深い性格である。初登場時も砂時計のアルフに付き従うボロを装っていた。郡将カイゼルとの戦いの際には、あらかじめボロとして彼の傍で働き、胸の古傷の弱点を調べていた。又、ハンの許に出向いた折には、服の下に防具を身につけることで、ハンの拳を受けるも軽いダメージで済ませた。
当初は修羅の国に渡ったケンシロウを利用して羅将を倒そうと企てるが、ハンと互角以上に戦うケンシロウを見て、さらにリンとの会話でラオウを倒した男と知ったため、修羅の国を救う希望と信じるようになる。
ヒョウがケンシロウの実兄だという事実を知った後、ヒョウとの兄弟対決を阻止しようとする。また、リンを拉致した張本人であるカイオウに挑んで敗れたケンシロウを逃がす等の活躍をする。カイオウの居城を脱出するときは、父親の死別などの悲しみを耐えてまでケンシロウを救い、自分がこのためにこの国でレイアに恋をし、留まっていた理由を悟った。道中で、ヒョウに遭遇した際は自身の左目を犠牲にして瀕死のケンシロウを救った。その後は失った左目に父・赤鯱の形見である眼帯を着用する。後にカイオウがヒョウを利用して北斗宗家の血を絶えさせようとした際は、ヒョウとケンシロウの相打ちを阻止しようと奮闘し、成功する。そのためにカイオウから激しい逆恨みを買う事になる。羅聖殿から出たのちのヒョウから、泰聖殿にケンシロウの封印を解くカギがあると聞いたシャチより一足先に、カイオウが待ち伏せをしていた。こうしてシャチとカイオウは拳を交える事となる。
カイオウとの対決[]
二人の対決は、カイオウの優勢で展開していくが、シャチが自身の愛に呼応した女人像の力を借りたことにより、状況は大きく一変する。しかし、カイオウがシャチの足をつかんだのを皮切りに再び形勢逆転。カイオウはとどめに頭突きを放ち、シャチは敗北する。 最期は、愛するレイア及び彼女から愛を教わった修練場の子供たちを守るためにあえて偽りの狂気を演じ、羅刹になったことをレイアに告白し、悔いを残すことなくレイアに看取られて死んでいった。
シャチの死後、ケンシロウが彼に代わってカイオウに挑むことになり、彼の念願であった打倒カイオウの夢は結果的に叶った。レイアは修羅の国で引き続き愛を説いていったものと思われる。
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